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看護師とリハビリ職のバランスと必要な対応

2021年介護報酬改定を巡る議論では、訪問看護事業所の人員基準について、看護職員の割合を6割とする案が厚生労働省から出されました。職員の配置は、看護師6割リハビリ職4割がバランス良いとされています。
この点から、今後の人口動態と病院の置かれている状況と訪問看護に求められる機能性を考えます。
・看護師の割合を高くし、医療処置の高いケアに対応事業所であること
・24時間体制が整えられ、在宅看取りができること
というのが訪問看護事業所の必須の条件になってくると考えられます。必須までいかないとしても、上記2点を満たす事業所を増やしていく制度の流れになっていくことが考えられます。
そのため、現在リハビリ職が多い事業所は、看護師の割合が多くなる体制に変えていくことが必要です。看護師の採用について、考えていきます。

①訪問看護師の採用は簡単ではない
看護師不足は全国で訪問看護だけでなく、病院でも起こっています。新型コロナウィルスの影響もあり、看護師不足に拍車をかけている状況です。その中で、訪問看護師の割合は全看護師の5%弱と少ない現状があります。

厚生労働省の統計で、リハビリ職は2040年には病院で働ける場所がほとんどなくなり、在宅で働くことが基本となると言われています。新卒のリハビリ職の数と病院での求人枠とのバランスは崩れていくことが予測されます。そのため、訪問看護事業所としては、看護師よりもリハビリ職の方が採用しやすいという現状があります。

このような状況でも、看護師を採用し続け、離職率を減らし、看護師の割合を6割キープするためには、事業所としてしっかりとした教育・育成計画、人事評価、スキル評価などを整えていく必要があります。
看護師が訪問看護事業所への転職で、転職しにくいと考えられている理由は、
・訪問看護は看護師が一人で現場に行かなければならないため、経験を積んでいなければ働けないという不安
・医療法人よりも営利法人が多い領域のため、経営者の方針が合わない。小規模の会社が運営していることもあり、看護師の採用や教育にかける時間の少なさや質の低さの懸念
などが挙げられています。

上記を踏まえると、
採用:なぜ看護師の採用がうまくできていないのか。
→看護師の採用の戦略は何か。HPやSNSや検索したときの導線があるのか、応募率はどうなっているかを考える必要があります。
離職率:看護師がなぜ辞めるのか、育つ前に退職しているか、育った後に退職しているのか。
→教育体制やフォローの体制はどうか
などを確認し、自社を見つめ、原因を追究し、対策を明確にしていく必要があります。

②看護師のマネジメントは難しい
男性看護師が増えてきていると言われていますが、看護師の男女別の構成割合は、男性看護師が7.8%、女性看護師が92.8%です(2018年データ)
看護師は、女性が多いということ、緊急度が高い業務が多い、夜勤やオンコール業務などストレス度が高い仕事も多くあり、論理的に物事を進めるというよりは、感情的に物事を進める方が多い印象があります。
そのため、経営者や事業運営者の想いや考えがうまく伝わらず、看護師より「経営と現場では全然違います」や「1件1件の訪問が忙しく余裕がない」などと言われ、思い描くように動いてもらえないという悩みを抱く経営者も多いと思います。
このようなことはよくありますので、打開していくには、
・経営指針所を明示し、お客様にとって、一番いい方法をぶれないようにしておくこと
・経営者⇔事業所所長⇔看護師のチーム全体で話し合える場を作ること
・小規模から早く脱却すること
が大切な視点と考えています。

小規模であればあるほど、オンコール当番も含め看護師一人当たりにかかる負荷がかかるため、看護師から反発が起きやすくなります。看護師が担当するお客様の重症度や医療処置の負担を均衡にしていくことが大切です。

看護師の人数を増やし、体制づくりをしていく。好循環を起こしていくポイントとされています。

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