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第3回 : 災害について〜災害時、多くみられる外傷の処置〜

自然災害であるトンガ噴火(2022年1月)があり、日本にも津波の影響がありました。当時、私が住んでいる地方では、停泊中の船、24隻が津波により沈没・転覆したそうです。

いつ、どこで起こるかわからない災害。私たちもいつ、被災者になるかわかりません。災害現場では、自助・共助・公助が一人でも多くの人を救うことにつながります。

今回は、誰にでも判断しやすく、災害時に多くみられる外傷と処置について投稿させていただきます。

 

[多い外傷と処置]

〇出血

頭部に物が落下

転倒による身体各部の切創によるものなど

〜処置〜

(直接圧迫止血法)

出血している傷口をガーゼやハンカチなどで直接強く、圧迫する

それでも出血が止まらない場合

(間接圧迫法)

傷口より心臓に近い部分をタオルやスカーフなどで結び、棒などを結び目に差し込み、回転させて締め上げて固定する

30分以上固定する場合は、30分に1回止血帯を緩め、血液の再開を行う

*止血の際、素手で圧迫止血をするのではなく、ビニール袋などに手を入れ、お互いの感染予防を!

 

〇転倒による下腿骨折

(立ち上がれない、骨折しているところが赤く腫れている、痛みを訴えている)

閉鎖骨折(皮膚の内部で骨が折れた状態のこと)の場合

〜処置〜

・身の回りにあるタオルやスカーフを用いて骨折部位の上下二関節を、新聞紙や雑誌・傘などを用いて固定する

・骨折部位は直接縛らない

開放骨折(強い外力によって骨折した骨が皮膚を突き破っている)の場合

・創部を少しでも清潔に保つように水で洗浄し、汚れを落とす

・あとは、閉鎖骨折と同じ処置方法

 

他にも、骨盤骨折・気道熱傷・内臓脱出・圧挫症候群・低体温症など、災害の種類により様々な外傷が起こります。

 

もし目の前に怪我をしている人がいたら?

大切な家族が苦しんでいたら?

 

決して一人で全てしようとせず、大声で助けを求めてください。可能な限り人を呼び、誰かできる人に口頭で伝えてください。そして、自分にできることをしてください。資材を探し、現場に持ってくることも立派な救助です。何より、誰かと協力をすることが大切です。

 

何より「自分の命」を守ってください。

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

 

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