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Iちゃんの訪問

Iちゃんは令和7年8月19日に大好きな家族に見守られ静かに息を引きとりました。

 

弔問に伺うと、Iちゃんの祭壇周りにはIちゃんが大好きなキャラクター「ちいかわ」の縫いぐるみが沢山飾られ、お菓子やIちゃんをイメージしたピンクのお花がありました。Iちゃんの可愛い笑顔の写真も飾られており、「本当にこの世には存在しないのかな。」と一瞬錯覚しました。

 

ママは私たちの顔を見るなり涙を流され、今の思いを話してくださりました。「どんな姿でもいいから側に居てほしい。Iちゃんに会いたい。最後、意識朦朧としていて誰も名前を呼んでもらえなかった。声が聴きたい。」という言葉でした。当たり前の思いで、どうもしてあげられず、ママの背中を摩るのが精一杯でした。

 

ママ自身も疾患を抱えてられており、Iちゃんがご逝去した後大丈夫かなと心配をしておりました。近況を伺うと、検査の結果待ちとのことでした。きっと自分の身体のことは後回しで、Iちゃんの介護に全力で向き合ってきたのでやっと自分の身体の事に目がいく段階だと思います。Iちゃんは4兄弟の末っ子で次女のEちゃんと一番喧嘩もしていたけれど一番仲良しの姉妹でした。道徳の授業で命を向き合う場面で、EちゃんはIちゃんと重なりあまりにも辛くなって途中、学校から自宅に戻ってきたことがあったそうです。皆、小さいながらに喪失体験から心が曇っている状況と思います。

 

訪問時にIちゃんやEちゃんと一緒にトランプやUNOしたので、Eちゃんがどのような性格か分かります。とても明るくてしっかり者で心優しい子です。ご家族皆が今、寂しく思いながらも少しずつ前に進んでいるとは思います。

 

ママからは「丁度、夏休み期間だって、家族全員で最期を看取れたことは本当に良かったと思います。病院なら夜は離れる、自由に面会が出来ないなど、どうしても制限があるので。Iちゃんも家で過ごしたいと言っていたので、そこは叶えられたかな。」と話がありました。

 

訪問看護師の役割には、本人だけでなく家族も支える役割があります。訪問が終了したから関わりは終わりではないです。家族の健康状態も把握することも重要です。訪問看護師になって初めて小児の症例でお看取りを経験しましたが、新規依頼があった当時を思い出し、受け入れて本当に良かったと思います。私たち自身がIちゃんやご家族から沢山の学びをいただき、感謝しかないです。

 

お客様・ご家族が安心して疾患を抱えていても住み慣れた自宅で過ごせるよう、より一層、邁進し続けたいと思います。

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