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入院と在宅

私は訪問リハビリに携わるようになり2年半が経ちます。

それまでは、急性期・回復期・障害者病棟等の総合病院で働いていました。

 

病院では、疾患にもよりますが。手術後早期離床や元の身体機能にいち早く戻し、それ以上の状態で退院して頂く事を目標にリハビリを行っていました。急性期や回復期にしかできないリハビリがあり、逆に言うとその時期がないと退院後の生活に繋がらない為、非常に重要だと感じています。ただ、入院には期限があり、「あともう一息でより安定した状態になる!」という状況でも、期限や経済的状況も相まって退院になる方を何名も見てきました。

 

私が訪問リハビリをやりたいと思い始めたきっかけはそこにあります。あともう一息の状態で退院された方や万全な状態で退院された方でも「その後どう過ごしているのか?なにか困っていないか?家屋の状況は整っているのか?」そこが気になり転職を決意しました。

 

実際に訪問リハビリを行うようになってみて最初の頃に感じたことは『驚き』でした。病院では、ご自宅をあらゆる角度で想定しその練習を行い、万全な状態で退院となった方でも、ご自宅に伺うと想定とは違う環境で生活されていた方が殆どでした。実際は、練習よりもソファが深く沈み一人で立てない・階段を昇らないで下さいとアドバイスを貰っていても独り暮らしで人に頼ることができず自ら物を取りに階段を昇る・介護用ベッドを導入しても元々の寝方が良いという理由で敷布団で寝ている等々、退院し状況が変化している方がほとんどなのだと気付かされました。

 

ただ、想定と現実が違うのは当然の事です。どれだけ準備をしても暮らしてみないと分からない問題はあります。その時に必要なのが在宅を支えている訪問診療・看護・リハビリ・ヘルパー、その架け橋となるケアマネージャーなのだと思います。

 

最近嬉しい事がありました。ご自宅にお一人で暮らされておりよく転倒されているAさんとの関わりです。転倒での外傷が増えてきたためご家族様がケアマネージャーに相談し、弊社リハビリ導入となりました。Aさんは環境の変化を嫌い、ご家族からの福祉用具を設置する提案は頑なに拒否されている状況でした。そんなAさんのリハビリが開始となり、コミュニケーションを取りつつ信頼関係が築けてきた頃合いをみて福祉用具の設置を提案した結果すんなりと受け入れて下さり、それ以降現在まで自宅での転倒はありません。また、恐怖心も軽減したからか活動量も増え、結果的に食事量も増えてきた状況です。信頼してくださり環境を整えさせて下さった事も嬉しかったですし、環境を変えた事により活動量や食事量にまでいい影響が出た事がとても達成感がありました。

 

今後もこういった良い例が積み重ねられるよう、現状の最善を常に考えられる理学療法士でありたいと思います。

 

ブライト・ライフ訪問看護 流山 主任:理学療法士 K

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