埼玉県さいたま市の訪問看護サービスは「ブライト・ライフ株式会社」-スタッフブログ

ブライト・ライフ訪問看護うらわでは、去年の11月から小児慢性特定疾病のIちゃんの訪問に関わってきました。訪問が始まった当初は部屋中走り回り、元気一杯だったIちゃん。当初は「こんな元気で可愛いIちゃんが本当に近い将来、この世から姿を消すのかな。信じられないし信じたくない。」と訪問に伺う度に思っていました。小学校には入学でき、4月５月と登校できていましたが病気は残酷で、徐々にIちゃんの身体を蝕んでいました。ついこの間まで立位を自らとれトイレにも行けていたのにできなくなったり、出来ていたことが出来なくなった事が日々増えてきました。Iちゃんのママから「これからどうなっていくのでしょうか？」など、愛する子どもの急な変化に心が追い付いていかない日々でした。急な変化の度に主治医から現状の厳しさを伝えられ、その度に泣き崩れ、胸が張り裂ける思いだったと思います。

Iちゃん自身も全力で生き抜き、ご家族も最期まで本当に一生懸命看てこられました。

「Iちゃん小さな身体でここまで頑張ったね。休憩しようね。」と亡くなった翌日、声をかけに行かせていただきました。眠っている顔を見ると息をしているように感じ、身体を揺さぶると起きそうな姿でした。

ママから「ブライトさんに訪問に来てもらって良かったです。皆さまには本当によくしてもらいました。」とお言葉をいただきました。私たちがIちゃんの訪問から学ぶことが多く、感謝しかないです。「ママも十分やり切った。出来ることは全てした。自分を沢山褒めていただきたい。」と抱きしめながらお伝えしました。ママ自身も去年の秋に病気で体調を崩しておられた中での娘の介護でした。

訪問看護もIちゃんだけでなく、ご家族へのフォローも大きな役割りの一つです。グリーフケアは続きます。弔問に伺った際にご家族のフォローもしたいと考えております。残されたご家族の思いを大切に関わっていきたいと思います。